健康モーニング No83
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肺がん検診CTキャンペーンを実施 KKCでは、厚生労働省の提唱する『がん対策推進基本計画』に基づく、がん検診の受診率を5年以内、50%を達成する取組みの1つとして、昨年末より肺がん検診キャンペーンを実施いたしました。例年、1月から3月にかけてKKCの8つの健診クリニックで実施します『ウエルネスフェスタ』では、昨年秋に導入しましたCT検診車を公開し、パネル展示や診療放射線技師による、実際のCT画像を見ながらの説明をさせていただきました。その中でも胸部X線単純撮影では発見出来ない1cm以下の病変や他臓器の死角となる画像についての説明は、質問が出る程好評で、早速実施を検討いただいた企業様も有りました。 また三重事業部では、今回のキャンペーンに賛同いただいた企業様と禁煙活動と併せ、CT検査の重要性を啓発する為『ゆめが丘工業団地・大山田工業団地』へCT検診車を配車しました。キャンペーン当日、受付付近に肺がんの資料パネルや禁煙を勧める特設ブースを設置し、喫煙者にはリーフレットなどを配布するなどの活動をしました。受診者様にお話を聞いてみたところ、みなさん禁煙の必要性は認識されていましたが“きっかけ”が無い様でした。受診者様の中には、『今日から禁煙にチャレンジする』と宣言された方もおられました。また中でも印象に残ったのは、肺がんの死亡率が1998年には男女合わせて第一位である事をご存知で無い方が殆どで、みなさん一様に驚いておられました。 今回のキャンペーンにご賛同いただいた企業様である株式会社東芝四日市工場様のキャンペーン(3月12日実施)風景や受診者様のお声の一部をご紹介させていただきます。なお株式会社東芝様は、今回CT検査を実施するにあたり、全従業員を対象に『ブリンクマン指数』を活用され、案内対象とされました。株式会社東芝四日市工場様より《受診者の感想》● 測定時間も短く、かつ会社で受診できとても有効であった。● 自発的に受診する人は少なく、今回のように会社で受診できれば受けたい人も多いと思う。● 普段とはことなる取り組みであり、喫煙について考えさせられた。《株式会社東芝四日市工場健康支援センター様より》 今回の実績(受診者の声)を踏まえ、今後も引き続き実施を計画しております。この取り組みが禁煙への一助となればよいと思っています。 KKCは、今後もお客様の期待に応えられる様『何時でも何処でも受診できる肺がん検診』を目指し取組んでまいります。 最後に今回のキャンペーンのご賛同いただきましたたくさんの企業様におかれましては誠に有難う御座いました。(注)肺がんは気管、気管支のがんを、子宮がんは子宮頸がんを含む。大腸がんは結腸と直腸S状結腸移行部及び直腸のがんの計。(資料)厚生労働省「人口動態統計」主な部位別がん死亡率の推移男女胃がん膵がん乳がん卵巣がん白血病肝臓がん肺がん子宮がん前立腺がん大腸がん15 KKCヘルスネットワーク No.83(2013. 6) 

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