健康モーニング No83
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INFORMATION KKCは、平成18年4月、事業方針書にポジティブアクションの取り組み方針を盛り込み、「女性の職域拡大」「女性の管理職登用」「女性の継続就業」を目標に掲げ、ワークライフバランスを積極的に推進してきたことが評価され、平成24年度厚生労働省「均等・両立推進企業表彰」均等推進企業部門で滋賀県では6年ぶりという「滋賀労働局長優良賞」を受賞いたしました。 ポジティブアクションに取組んだことで、「女性よし」「男性よし」「会社よし」全てがプラスに動いていく「KKC三方よし」が実現し、組織を成長させるには非常によい戦略となり、大きな成果があったと確信しております。そして、今日の少子高齢化社会が抱える様々な課題に対して、男女が共に支え合い、地域社会の担い手として責任を果たしていくことが一層求められている中で、次は「厚生労働大臣優良賞」受賞に向けて、行動計画を策定し、職員一丸となって更なる成長を目指して邁進していく所存でございます。 行動計画の対策として、KKCが力を入れている活動のひとつに「KKC女性力活性化研究会」があります。当研究会の活動を少し紹介させて頂きます。「KKC女性力活性化研究会」は女性役員をリーダーに平成22年に発足し、「女性の潜在能力の再発掘とキャリアアップ」を図る為、「職場定着・組織活性化」を目標に活動しております。弊社は、女性職員が半数以上を占める女性比率が高い職場です。以前は女性が結婚・出産・育児で退職するM字型の雇用形態が続いておりました。又、弊社は形あるものではなく、形のないものを提供する企業であり、職員一人ひとりの能力で仕事をさせて頂いておりますので、「経験」が非常に大きな力になります。これらを背景に、長くキャリアを積んだ女性職員が泣く泣く辞めていく状況を何とかくい止め、女性職員が自分自身のキャリア形成について考える機会や意見交換の場を設け、当研究会を通じて意識改革のきっかけになれるよう情報発信していくことが役目と考えております。 「KKC女性力活性化研究会」のメンバーから、毎年数名が滋賀経済産業協会様主催の「女性力活性化研究会」に参加させて頂いております。弊社からは昨年度までに4名が参加し、今年度は2名が参加させて頂く予定です。県下企業の代表メンバーが参加し、年間を通じて同メンバーで活動するため互いに信頼関係が芽生え、異業種間の意見交換ができ、視野や人脈が拡大します。去る平成24年10月18日(木)にはKKCが“滋賀県内先進企業”に選ばれ、「女性力活性化研究会」に参加されている県下企業の代表メンバー23名がKKC本部を来訪されました。弊社役員の講話の中で「仕事の成果は勤務時間ではない」という言葉に多くの参加メンバーから「大変印象に残った」との声を頂戴しました。 又、この「女性力活性化研究会」への参加がご縁で株式会社イシダ様とKKCとの異業種交流会を開催させて頂くことができました。平成23年は「KKC女性力活性化研究会」が株式会社イシダ滋賀事業所様へ訪問し、事業所見学と意見交換をしました。翌年は11月29日(木)株式会社イシダ様の女性力活性化グループである本社「なでしこプロ」様、滋賀事業所「I-WIN」様をお迎えし、研究の活動報告、女性の社会進出について“ワークライフバランスの必要性”というテーマで意見交換をさせて頂きました。男性管理職の方々からは「今日の交流会でたくさんの気付きが得られた」との意見を頂戴し、「女性力活性化研究会」の活動が着実に男性の意識改革にも繋がると実感しました。 今後もKKCは、男女の性差なく職員誰もが自分の夢に向かって熱意と希望と使命感を持って働き続けられる職場環境に向けて、“人財”というかけがえのない宝石を大切に、その宝石がより力強く光り輝く組織作りを実践してまいります。「KKCポジティブアクション」について~女性力活性化研究会のこと…~株式会社イシダ様との意見交換会18 KKCヘルスネットワーク No.83(2013. 6) 

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