健康モーニング No83
2/24

一般財団法人のスタートにあたり謹啓 初夏の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。 KKCは昭和48年設立以来、40年間 労働者並びに地域住民など、すべての人々が健やかで心豊かに生活できる活力ある健康社会の実現を目指し活動してまいりました。おかげさまで、平成24年度は延べ183万人の各種健康診断・検査を実施させていただくことができ、これもひとえに皆様方の温かいご支援の賜物と深く感謝申し上げる次第でございます。 さてこの度、公益法人関連法の規定に基づき、平成25年4月1日より「一般財団法人 近畿健康管理センター」として新たにスタートいたしました。KKCは一般財団法人として「診る健康から創る健康へ、生涯健康管理の視点で、安全で安心な健康管理事業を展開し、豊かな健康社会に貢献する」をコンセプトに、労働者並びに地域住民など、すべての人びとが健やかで心豊かに生活できる、活力ある健康社会の実現を目指し、これからも予防医療を中心に、精神的・身体的機能増進の支援、これらの調査研究及び普及啓発を行い、もって人類の公衆衛生の向上に寄与してまいります。 このため、KKCはコンプライアンス経営を基本に、情報セキュリティ体制の構築、健診精度の更なる向上とお客様の利便性、安全性を最優先に考え、多様化するお客様ニーズに応える真心のこもった高品質なサービス提供に努めてまいります。その一環として昨年 KKCは肺がん検査の有効な手段となる最新鋭の医療設備を搭載した「16列マルチスライスCT検診車」を配備いたしました。年々高まる肺がんの死亡率低減に寄与し、平成24年から厚生労働省の提唱する「がん対策推進基本計画」による「がん検診の受診率を5年以内に50%を達成する」を主眼に、より多くの方々に受診機会の提供ができるよう、肺がん検診専用車として製作し、「いつでもどこでも受診できる肺がん検査」を可能にしました。また、情報セキュリティインシデント撲滅に向けた大型封入封緘機の導入、デジタル技術を駆使した遠隔読影システムの利用拡大と、コンピュータ支援による比較画像診断技術の実用化による読影精度向上や、タブレット型パソコンを活用したKKCオリジナル開発の人間ドックサービスの提供など、ハード・ソフト両面から品質の向上と充実を図ってまいりました。 更には、社会問題でもあるメンタルヘルス対策の推進などに取り組み、予防医療を中心に生涯健康管理の視点で公衆衛生の向上に寄与できるよう役職員一同一丸となって邁進する所存でございます。 今後ともより一層のご指導ご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。謹白理事長 木村 隆2 KKCヘルスネットワーク No.83(2013. 6) 

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です