2025.06.04
始まりは、1928年(昭和3年)に日本歯科医師会で 「6 (む) 4 (し)」にちなみ6月4日を「虫歯予防デー」と
されたことでした。その後、何度かの名称変更ののち2013年(平成25年) から「歯と口の健康週間」として、
厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施している週間です。歯と口の健康に関して
正しい知識を身につけることや早期発見・早期治療等を徹底することで歯の寿命を延ばし、健康の保持増進に
役立てることを目的としています。
上顎14本、下顎14本 合計28本親知らず(4本)を含めると合計32本あります。
歯は、前歯と奥歯で形態と役割が異なります。前歯はシャベルのような形をしており、食物の硬さや大きさを
確認しながら食物を噛み切ります。
奥歯は、噛む面に溝があり食物をすりつぶし飲み込みやすい形にします。美味しく食べるためには、
前歯も奥歯も必要なのです。8020運動を意識しつつ、すべての歯を一生使い続けられるよう心掛けましょう。
これは、1989年(平成元年)に厚生省(当時)と日本歯科医師会が「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」と
提唱された運動です。「80」は当時の平均寿命で「20」は自分の歯で食べるために必要な歯の数を意味します。
歯を失う大きな原因は、「むし歯」と「歯周病」といわれています。
「むし歯」は、冷たいものや熱いものがしみたり、歯に穴があくため比較的気がつきやすいです。
「歯周病」は、自覚症状が出にくく、気がついた頃には重くなっており、歯を失う可能性が高い疾患です。
「むし歯」や「歯周病」の予防や治療には、プラークコントロール(歯磨き)が大切です。
歯ブラシの使い方に気を付けて歯を磨きましょう。
早期発見・早期治療のためには、定期的に歯科医院等で確認していただくことが重要です。