2025.07.18
KKCブログをご覧いただきありがとうございます。
事業運営本部 健康支援センター 歯科衛生士の澤井と申します。
6月4日~10日は厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医会が実施されている「歯と口の健康週間」でした。
皆さまは「唾液検査」をご存知でしょうか?
検査はとても簡単!少量の水でお口を10秒間すすぐだけで、口腔内環境に関わる6つの項目を確認します。
《歯の健康》むし歯のリスクについて
① むし歯菌 :むし歯菌がどれだけ活性化しているのかを測ります。
活性度が高いと、むし歯になりやすい環境になっていることが分かります。
② 酸性度 :お口の中がどれだけ酸性に傾いているかを測っています。
酸性度が高い状態が続くと虫歯になりやすい口腔内環境になってしまいます。
③ 緩衝能 :酸性に傾いたお口の中を中性に戻す働きをいいます。
緩衝能が低いと中性に戻る力が弱く、むし歯のリスクが高くなります。
《歯ぐきの健康》歯周病のリスクについて
④ 白血球数 :歯ぐきで炎症が起きているところから漏れ出た白血球を測定しています。
歯周病が進行すると、歯ぐきに炎症が生じ、白血球が認められます。
⑤ タンパク質:唾液中のタンパク質が多いと歯周病のサインの一つになります。
出血は、歯周病の最初の症状としてあらわれます。
《口臭》口臭について
⑥ アンモニア:口臭については、アンモニアの量が挙げられます。
アンモニアの量によりお口の清潔度や口臭の状態を把握できます。
分かりやすくグラフ化された結果は5分で完成。
歯科衛生士より結果についてご説明をさせていただき、今後の口腔ケアのアドバイスをお話しさせていただきました。
身体の入口であるお口の健康は、全身の健康に影響しています。
お口から健康づくりを始めましょう!!