II.血液検査項目(機能別)について

2) 血小板数算定(図表J1-9-2

受診者数:121,645人(男性87,681人、女性33,964人)
有所見率0.04%(男性0.04%、女性0.04%)

 血小板数に異常を示す疾患は血小板減少性紫斑病や肝硬変などで、就労者の中では稀であり、受診者全体の有所見率は0.04%と極めて低率です。明らかな年齢的推移や男女差も認めません。血小板数の平均値(図表J1-7-2)は白血球数の平均値とは対照的に、すべての年齢層で女性が男性を上回ります。男女とも30歳台前半から40歳台後半にかけて漸増し、それ以降は漸減するという形を取ります。このような男女差や年齢的変動の理由は不明です。

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